つらぬき留めぬ

 なんだかんだと言っても、二百二十日前に台風10号が九州を通り過ぎた。

史上最大級の台風は上陸はしなかったものの、威力は関東地方まで及んだが、夕方には暖かい南風の散歩が楽しめた。

いつの間にか稲刈りも3割片は済んでいたが、殆どがコンバインなので収穫後の景色は袈裟懸けが似合う・・・

 ところで今日は、草花や木に朝露が宿り始める「白露」だと言う。

「白露に 風の吹き敷く 秋の野は  つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける」

小倉百人一首の22番、文屋康秀の息子・朝康の歌だそうだ。

 雨が降って、野原のススキや茅の葉に露が付いてキラキラ光っている-

そこに野分の風が吹き込んで、露が吹き飛んでいく・・・

まるで、ネックレスがほどけて真珠が飛び散っていくようだ。

何と秋らしい情景なんだろう・・・


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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