新型コロナウイルス感染症拡大対策で、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ベルリン、モスクワ等全ての大都市がロックダウン(都市封鎖)を余儀なくされているのだが、国によって世情は異なるらしい。 例えばロシアでは、何故かビットコインと聖書が売れているらしいが、ロンドンでは社会の崩壊が起きているらしい。
『個人が経営する小規模な八百屋や商店に物資が入りますが、そう言った店が近くに無く大型スーパー頼みで、しかもシステム上から2,3時間も順番待ちをしても、買いたいものが在るとは限りません。 このような状況でもイギリスでは、買い物が出来ない人に対する行政による配慮は全くありません。 軍隊による配給も、炊き出しも在りません。 「買占めは止めましょう!」との掛け声はテレビや新聞では出ますが、一向に改善しません。 感染病棟で働く医療従事者に対しても、政府から食料の配布が在る訳でも在りませんし、長時間危険にさらされて勤務する傍ら、食べ物は自分で調達しなければならないのです』
これはイギリス在住の谷本さんの話だが、「コロナ騒ぎになる2週間前には想像が出来なかった」
と言い、更に、
「・・・普段はプラスチックのストローの撤廃に熱心な人や慈善活動に積極的な富豪や有名人たちも、その日の食事に困窮する人への支援の動きは全く在りません。 医療スタッフの命や高齢者の人権よりもイルカの権利や紙ストローへの関心の方が彼等にとって重要なのです」
との報告で、児童虐待やDVが増加したと言う。
幾度もの大戦を経験し、漸く出来上がった協働・連帯意識は砂上の楼閣だったのか?
或いは、ポスト新型コロナ時代の逆都市化なのだろうか・・・
0コメント