自治体からの「高齢者総合計画」策定に関する調査

 帰宅すると、行政から1通の封書が届いていた。

「町では、地域の高齢者の課題を的確に把握し、今後の高齢者福祉行政に反映させるため、本調査を実施します・・・」と在り、質問は9問で、1問毎に幾つかの設問が在り、該当するものにレ点チェックを入れる調査内容だったが、主旨に反して拙問が多く、(これを参考に)向後の(高齢者福祉)行政計画を立てようとする行政の寂しさ、恐ろしさを感じた。

 なので、一先ず今日の締めくくり、散歩に出掛けた。

1.5㎞位行った越辺川を渡る橋で50才位の男性に出会い、同じ方向に向かうので後に続いて行ったのだが、平坦な田圃道にも拘らず1㎞位の内に50m位離されてしまったのだ。

歳の差に諦めるのは癪だったが、シカタナイのかなあ・・・

 さて、「自治体からのアンケート」だが、質問事項「認知症に関する施策」の質問に、

『認知症に拠り判断能力が低下した場合に、特に「困る」と想定されるものはどれですか?』と在り、解答欄は、□ 自宅が解らず帰れなくなること-とか □ 車の運転が出来なくなること

7つの記載が在るのだが、認知症になる前ならいざ知らず、『認知症により判断能力が低下した場合』との前提なのだから、「自宅が分からなくなり、帰宅出来なくても」本人は困らない-のだ。

困るのは、認知症の人の家族(親族)だろう。

又、『成年後見制度について、課題は何だと思いますか?』と言う設問が在り、解答欄に、

□ 後見人になってくれる人が居ない とか、□ 制度の内容が解らない

等9つ在るのだが、笑ってしまう。

法や制度は専門家のモノでは無い! 住民、国民が理解出来なければ「絵に描いた餅」

住民、国民に理解し易いように改めれば良い-のだ。 「課題」が在れば、専門家たちで修正すれば良い-だけなのだ。

更に、『高齢化が進み・・・限りある財源を効果的に使う必要性が在り、優先度の低い事業・・・を「見直し」することを、どう思うか?』とか、『町では、「敬老祝い金」を支給しているが、「見直し」ても良いか?』等が在った。

財源問題、否、原資問題を住民にフルのは、行政能力の無さの証明だ。 

情けない!

 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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