『オジサン! 「ひのし」って知ってる?』
「ウン、 知ってるよ。 昔のアイロンだよ。 オジサンが子供の頃、在ったよ」
「オジサン、田圃の方から来たけど、何していたの?」
「ウン、散歩しているんだ」
「黄な粉を作る道具、知ってる?」
「ウン、・・・多分、ウス・・・石臼のこと・・・だネ。 大豆を穴に入れて、廻すとキナ粉が出て来る・・・だろう」
「ほっと」でカレーセットを食べ、身支度して2:45㏘に出発し、沢田地区から箕和田地区に入った処で下校中の小学生に出会ったのだ。
「今日ネ、歴史資料館に行ったんだ!」
「あ、そう! オジサンはその歴史民俗資料館の近くに住んでいるんだ」
「ネエ、ネエ・・・」 次から次へと質問が飛び出してくる・・・ そうか、これが小学生なのだ。
さて、我が町の歴史民俗資料館は、古代から中世の遺跡発掘調査の遺物、中世から近代の民族資料が保管・展示して在るのだが、子供たちへのキョウイク財としての立ち位置は(?)・・・
グレタ・トゥーンベリさん(16才)は両親の影響で、15才の時に「気候のための学校ストライキ」の看板を挙げ、(スエ-デン)議会前でも気候変動の危機を訴え、すぐさま行動するよう呼び掛け、「次世代のリーダー」となった学生だが、我が町の小学生が歴史民俗資料館の見学で得た「歴史」から例えば「環境」を学び、「町の将来」、「自分達の町づくり」を議論するようになれば・・・
などと思いながら歩き帰宅すると、4:45㏘を過ぎていた。
これから、美味しい甘酒を呑もう!
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