人口4,709人(2019.10.01現在)、面積209.61k㎡で村全体の標高が1,000m超えの高冷地の長野県川上村。 昼夜の寒暖差がある川上村は、江戸時代から「信州そば」の産地として有名だったが、近年では夏場の高原野菜の産地で、農家の平均年収は2,500万円以上。
「置かれた環境や立地条件をどう使うか?」が行政の役目-アイデアで赤字財政だった村から1戸当たりの年収を3,000万円とした村長・藤原忠彦氏は現在8期目。
柏崎刈羽原子力発電所からの高圧電線がむらを通ることになり、その保証金10億円を基金に「賢い村人」を育てようと、(村立)文化センター兼図書館をを設立。
センターには、村の木であるカラ松を利用した最大500名収容のホールが在り、音楽、演劇、講演会等に活用され、村所有のピアノ(1907年製のスタインウェイ)を使用した98才のピアニスト室井摩耶子さんによる「トークコンサート」が毎年開催され、今年も11月16日行われた-と言う。
又、図書館は24時間会館で、ハイビジョンシアター、茶室、談話室も在る。
地方自治体は、リーダーの在り方で格差が生まれるが、「壁」を作らないことが重要だ。
アメリカに追いつき追い越せ-の昭和の時代を書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者:エズラ・ボーゲル氏は、
「日本は、緊迫した米中の橋渡し役になる必要が在ろう・・・ プライドの高いアメリカ人は、経済的に中国に追い越されることを想像しても、人権問題を抱える一党独裁には我慢がならないのだろう・・・
ペレストロイカに因る民族主義がソ連邦の崩壊の原因-と見る習近平主席は漢民族以外の55民族否中華人民共和国建国時に認めた自治区の漢民族化と、香港の一国二制度の前倒しを図った・・・
特に、新疆ウイグル自治区の強制的漢民族化は自由主義社会の格好の的となっている・・・
果たして、日本の誰に「橋渡し役」が出来るだろうか・・・
0コメント