髪が伸びたので先週の「金曜日15:00」に予約し、パート先の仕事を終えあっちこっちウロウロしながらコーヒータイム中の15:30頃に気付き床屋に電話を入れると、「次の予約客で、今からでは・・・」
仕方なく、改めて予約をお願いしたのが「日曜日の15:30」と記憶しその時間前に店に入ると、
怪訝な顔をした店主が、「午前10:30でしたのですが・・・水曜日以降に・・・」
で、休業中の昨日電話を入れて朝一番の「8:00㏂」からの髪切りとなった。
40年以上前の先代の時から通う床屋で、世間話の情報源にもなり今でも通っているのだが、
「男は、何故か同じ床屋に通う」のだ。
或る専門家の意見だが、「男は、定点を求める」らしい。
「定まった位置」から先を見ないと、男は予測が出来なくなる-即ち思考停止に陥ってしまうらしい。 時の流れは数千年だが、持ち合わせている遺伝子は狩猟民族時代を引き継いでいるのだ。
ところで床屋は、今では「理髪店」と言うのだが、理髪とは髪を整える-の意、即ち「理」は「ことわり」であり、転じて「整える」「筋目を付ける」の意が在るのだ。
では、理髪店を昔「床屋」と言っていたが、何故か?
Wikipediaに拠れば、
『江戸時代の理髪店を「髪結い床」と呼んでいたことに由来する』と在る。 その歴史は鎌倉時代に遡り、当時の亀山天皇や藤原一族の髪結い所が発端らしく、采女之亮政之(ウメノスケマサユキ)が新羅人から技術を習得し、神結所を開業したのが始まり-らしい。
更に、「床屋」の「床」だが、「床の間」の「床」と同じ意で、高貴な人が住まう畳敷きの部屋で「髪結い」が行われていたので、「髪結い床」を略した「床」屋なのだ。
更に言えば、明治の文明開化時代は「ちょん髷」を落とし「斬バラ髪」にすることから「散髪屋」と言う時代も在った・・・
余計なことだが、今でも日本相撲協会には50人からなる「床山」さんがいる。
この「床山」さんの「床」は「整髪」だが、「山」は「大勢の力士の髪を一定時間で結い上げる」即ち「沢山(山のように)髪を結いあげる」ことからきているとのこと。
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