秋田市に単身赴任していた頃のことだが、車で月に一度は新潟経由で凡そ8,9時間掛けて帰宅していた。 金曜日の夜に秋田を出るときは新潟市に真夜中の0:00頃着き、ガソリンスタンドで給油と軽食で一休みして関越道に乗り、朝方に自宅に到着していたが、土曜日に(秋田を)出たときには仁賀保から象潟を通って鳥海山のすそ野を走って酒田に入り、その辺りで昼飯を頂いていた。
その昼飯のメニューに「岩牡蠣」が在り、夏の牡蠣の美味しさを知ったのだ。
牡蠣の旬と言えば冬だろうし、全国各地で美味しい牡蠣が食べられているのだろうが、関東に居ると広島産や三陸産が有名だが、それは養殖で人工的に大量生産される地域だからなのだろう。
そして、牡蠣の種類としては「真牡蠣」と言い、「岩牡蠣」とは主に次の点で異なるのだそうだ。
① 生息地 ・・・ 真牡蠣は、プランクトンや太陽の恵みが豊富な「海面下50㎝~6mの浅瀬
岩牡蠣は、海面下5~10mの岩場
➁ 旬 ・・・ 真牡蠣は、冬から春
岩牡蠣は、夏
➂ 産卵期 ・・・ 真牡蠣は、夏に1回の産卵
岩牡蠣は、夏に数回
と在り、真牡蠣は秋から冬にかけて栄養を蓄え一気に夏に産卵するので、夏場は栄養価が落ちるのに対し、岩牡蠣は一気に産卵しないので、夏場でも栄養が抜けずに美味しく食べられる-そうだ。
で、牡蠣は「海のミルク」と言われている通り、タウリンやグリコーゲンが豊富で滋養強壮に良く、岩牡蠣は真牡蠣の2~3倍の栄養価が在ると言う。
更に岩牡蠣の産地としては、石川県の能登や秋田の象潟が有名だが、最近は有明(佐賀)や五島列島も頑張っているとのこと。
今回、象潟から取り寄せようとネットショップで調べたが「売り切れ」ていたので、新潟の最北「笹川流れ」の地から送って頂いた。
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