シベール

 今朝の朝日新聞に、「シベールが民事再生を申請」と言う記事が目に入った。

10年以上前になるが、山形・東根市に在る「弧峰(こほう)」と言う蕎麦屋に、何度か日帰りで通ったことが在る。 

 東北道の加須ICから郡山、国見を通って村田JCTで山形道に入り山形北ICで下りて国道13号を天童に向かい、山形空港近くの神町東と言う地区に「弧峰」が在り、そこで手造りの蕎麦を食べ、お薦めの酒を飲み、帰路は酒を飲まない友人に運転を変わって貰い、山形県内のあちこちを立ち寄ったのだが、R-13沿いの蔵王の北に在った「CYBELE(シベール)ファクトリー」には何度か立ち寄り、「ラスク」などを手土産に買った。 

温泉地以外娯楽施設も少ない山形で、洋菓子やパンの製造販売で成功し、ラスク販売で一躍有名店となり、山形県内から宮城県(仙台市)、東京都内と川崎市まで店舗を広げ2005年にジャスダック市場に上場したが、今年の1月民事再生法の適用申請をしたが、現在名古屋のライバル社の支援となる予定らしい。

 「ラスク」を日本に広げた「シベール」だが会社沿革に拠れば、1970年に洋菓子店を創業し、パン製造販売事業1999年にラスク専門工場「麦工房」開設-と在る。

山形発の「ラスク」は東北地方から関東まで販売網を巡らし、一大ラスク圏を作ったが一気の規模拡大と新商品開発が出来なかったことで、一時はアリーナまで展開して20年で事業を閉じる・・・

 話は変わるが、僕にとっては「シベール」と言えばフランス映画「シベールの日曜日」だ。

大学に何と無く通っていた時代、池袋の映画館で見たのだが、戦場での墜落で記憶喪失になった元兵士と街で出会った少女との触れ合いで、雨の中を元兵士と少女が歩く姿を、今でも記憶が在る。

あの頃は、オードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」やらアラン・ドロンの「太陽が一杯」など、洋画に明け暮れた時代だった。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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