「竹」の思いでだが、父は教員だったので、先祖伝来の農地は「日傭取り」の方が耕していてくれていたが、冬休みになると山林の落ち葉を大きな竹籠に集めて来て、庭先に竹材で拵えた「さつま芋床」つくりを手伝った記憶が在る。
「竹」は今でも生活用品に使用されているが、子供の頃は多くの「竹」材が使われていた。
今でも団扇や扇子、簾(すだれ)は竹製であり、竹籠も使用されているが、僕の子供の頃には竹で編んだ「籠」「唐箕(とうみ)」が在り、養蚕では竹製の「まぶし」「かご」が使用されていたし、梯子も竹製だった。
又、竹炭を床下に敷いて「調湿、カビ対策、シロアリ対策」をすることもお薦めだが、間も無く「筍」の季節。 刺身で頂くのなら竹林の床つくりが大事だろう。
京都産が有名だが、関東では房総の大多喜町も有名だ。
現役の頃、良く行った館山の保養施設や一之宮カントリーの帰り路、大多喜に寄りタケノコ料理を食べたものだだが、最近は美味しいタケノコに遇わない。
さて、先日「ほっと」で遭った館山出身の男性に刺激されて「四方竹」を見に行き「竹」に興味を持つようになった。
家の近くには「孟宗竹」や「真竹」、「破竹」があちこちに竹林として在り、散歩道に「布袋竹」が在るのを見付けたし、何時も行く「山富貴」の出入り口には「黒竹」の鉢植えが在った。
又、隣町の越生に唯一残る団扇屋「しまの」だが、地元の「真竹」を使用して柿渋を塗った「越生うちわ」は「火熾し」に最適だ。
雪国での「根曲がり筍」や「姫竹」も美味しいし、笹も体に良い。
笹(の粉末)を練り込んだ「笹切り蕎麦」は逸品だ。
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