TV番組で、五島列島・福江島で活躍する医師宮崎 昭行氏を見た。
人の社会に於いて、古今「医療」の役割は大きいが、その在り方は変化している。
宮崎医師も、現在2つの診療所の院長として勤務するのだが、牛や馬を飼いながらそれら牛馬を使い農地を耕し、無農薬農業をしているのだ。
「豊作の年も不作の年も在りますが、それでも関わって行くのが農業です。悪天候や害虫などその時々に起こる問題に対処しながら米を育てて行く。 地域医療にもそれと似た処が在るのではないか-と私は思います。 人々の生活を良く見て回り、調子が悪い人が居たら何でも診療し、結果的にこの地域の人達の人生を最後まで見ることになる。 人と人との距離が近いので、責任を持たなければならないと言う感じは在ります」
診断と治療、更にケアまで一人で熟す「赤ひげ」から「総合診療医」に変化した近年だが、現在はチーム医療なのだ。 それ故、これまで医療を学ぶ上では都市部での医療機関に集中していたのだが、山間へき地であろうと先端医療専門医療システムに連携することで、患者の生活現場で実践しながら学べる時代なのだ。
自身の生きたい生活を過ごしながら、24時間地域の医療とケアを実践する-新たな医療システム。
「チームで〇〇」
それは「個」が集合するのでは無く、「知識」を集合させる仕組みは、これからの社会の在り方だろう。
今日の昼飯も「山富貴」だったが、何時もの通りに二人掛け用テーブルに座って新聞を見ていると、テーブルに盆が運ばれて来た。
「○○さん! 今日は更科蕎麦ですが、こちら(左側)のセイロとこちら(右側)のセイロでは粉が違うのですが、どう違うか教えて下さい!」とのこと。
先ず、色と艶を見て、片方のセイロの蕎麦を汁に浸けずに風味を確かめながら90%ほど食べると残りのセイロを食べる。
すると、後で食べたセイロは蕎麦の風味は在ったが、歯ぬかり感と硬さも在った。
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