非難合戦は適切では無い

 今国会での施政方針演説で、野党から「日韓関係に触れなかった」点を追及された安倍首相は、これまで築き上げて来た日韓関係を覆すようなこのところの韓国側の発言・行動について総理大臣として反応することは、

「非難合戦(と、なってしまうこと)は適切では無い」とした。

 間も無く8年目を迎える「3.11(東日本大震災)」で、町長他40名の職員が犠牲になった大槌町役場(岩手県)の「被災建物を解体する」とした現町長の方針に対し、抵抗した議会も予算を通した。

 死者15,859人、行方不明者3,021人と言う、世界でも1900年以降4番目の巨大地震だった東日本大震災之中での大槌町は、想像をはるかに超える22m以上の大津波の襲われ、人口の凡そ1割(死者802人、行方不明者505人)に当たる方々が犠牲になった。

前町長は「今を生きる世代として、後世に伝えてゆく責務がある」として来たが、町内には被災庁舎の解体を望む声が強くなり、現町長が「解体」を表明。 予算が議会も承認した中で、「遺構として残すべき」と1人で発行している「大槌新聞」で訴えて来た菊池由貴子さん。

「こんな小さな町で、1人で権力批判をしていて怖くないのか?」

と、言われても、「言いたいことが書けないのなら、書く意味が無い!」し、「全く怖くない」と言い切る菊池さん。

獣医師を目指したが心臓に炎症が起きて心停止し、奇跡的に助かったものの入退院を繰り返し、今も深刻な不整脈に悩まされる-と言う。

 解体工事と公金支出の差し止めを盛岡地裁に求めて来たが地裁は却下。

「控訴するか否か」悩み抜いた上での判断は「控訴しない」だった。

建物(旧庁舎)は解体されるが、菊池さんが撮った(被災状況)写真は残せる-のだ。

維持管理や後世への主張で考えても、写真は「モノ(遺構)」に匹敵、否それ以上かも知れない。

モノは何れ朽ちるが、映像は保存さえ良ければ永遠だろう。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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