NHK総合TVを点けていると、「明日へ つなげよう 未来塾」と言う番組があった。
池上彰氏がメーンキャストで、応募した大学生6名と共に「現状の日本のエネルギー事情を実体験し、未来の日本のエネルギーを語り合う」番組だった。
訪問した現場は、福島第1原子力発電所が在った福島県だった。
理由は、水力発電では100年以上前に出来た(当時は東洋一だった)猪苗代第一発電所、火力では広野に在る広野火力発電所、更に原子力発電所。 全て東京で使用されるエネルギーのために、東京電力が経営する福島県の発電所の現状が解るのだ。
池上氏は「未来塾」に参加する学生に、「福島第1原発の被災者からの意見聴取」を条件にしていて、被災者が挙って「原子力発電反対」意見だったにも拘らず、福島生まれの(女子)大学生を含め全員が「(日本の将来のエネルギー源として)原子力発電は必要」と言うのだ。
体験した被災者、特に高齢者の拒絶意識は高く、「子や孫に、(被災)経験をさせたく無い」-が理由の第一なのだが、子や孫の年代は「将来のエネルギー源としての原子力発電は必要」としているのだ。
その理由の1つとして、「体験、経験に拠る人の成長」への期待-が在るのだ。
「綺麗ごと」では無く、今出来ること-を重ねることで、「より良いもの」を構築出来る-と信じる、信じられる-それが若者の証拠であり、その時代はその時代に生きる者が責任を持って解決して置くことなのだろう。
「山富貴」で更科蕎麦を食べた後、豆腐屋の「みや」に行き、「みや」の近くの親戚に早めの「お歳暮」を持参し、85才の叔父に来春の選挙話をした。
「年金でも福祉でも若者に負担を期待する考え方が在るが、地層のように、年代は年代で解決するような社会を目指す必要が在る」などと言ってしまった。
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