「人には添うてみよ馬には乗ってみよ」
人にはつきあってみなければその人物(の性格)は判らないもので、何事も経験することでそのものが判る-と言うことだが、僕が偶然オリーブに興味を持ち、オリーブで有名な小豆島にも行き、オリーブに因る「地域おこし」を夢に見て、小豆島の空井農園から苗を購入し育てて来たが、今日、その育て方が間違っていたことに気付かされたのだ。
今日は、朝8:00に家を出発し、熊谷市で農業と福祉の連携プロジェクトを進める埼玉復興(株)を訪ね、その後に前橋に在るオリーブ専門店「パワジオ倶楽部」を訪問した。
パワジオ倶楽部はスペインに支店を置き、スペインの最高級オリーブオイルだけを直輸入して日本でのオリーブ専門店を20年以上展開する企業だが、その倶楽部のオリーブ専任職人(萩さん)にお会いしたのだ。
萩さんによると、日本でのオリーブの木は原産地の地中海地方と「真逆に異なる点が在る」と言うのだ。
第一に、土壌の違い。 原産地は「乾燥したアルカリ性の大地」なのに対し、日本は雨季を始め湿気の多い「栄養満点の酸性土壌」なのだ。
それ故、庭木として定植したオリーブの木は、土壌が栄養満点なため、花芽が枝に成長してしまい実が生り難いのだそうだ。 だから、定植したオリーブは、根切りをして細かい根を多くつくってやり、木(だけ)の成長を遅らせることがポイントだと言うのだ。
木を大きく育てて、1本の木から大量の実を採取するのでは無く、原産地に近い土壌を作ってあげて、適度なオリーブの木を育てなければいけない-のだ。
観葉植物として楽しむのでは無く、オリーブの実を楽しむことなのだ。
確かに、地元のオリーブの木を探したが、どの木も実が生っていなかったのだ。
根切りをして土壌を改良し、受粉させて実を生らせる-
100年、200年も楽しむことが出来るオリーブの木に挑戦だ。
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