トキソプラズマとは、アビコンプレックス門コクシジウム網に属する寄生性原生生物なのだが、BSTVのニュース(CNN)番組で、
「オオカミは、メスのリーダーとそのパートナーが率いる家族の中で生活するが、群れから離れてパートナーを見つけて自らの群れをつくる個体が在る。 その行動を起こす要因は色々在ろうが、アメリカ・イエローストーン国立公園に住むハイイロ狼の調査結果、トキソプラズマに感染したオオカミは感染していないオオカミに比べて、群れから離れる割合が約11倍、群れのトップに立つ割合が約46倍高い-ことが分かった」
と発表された。
トキソプラズマは単細胞の寄生生物で、全人類の少なくとも三分の一以上が感染していて、あらゆる恒温動物に寄生しているのだそうで、特に、ネズミが感染すると猫を恐れなくなることは有名な話-らしいし、2016年の学術誌「Current Biology」に発表された研究では、トキソプラズマに感染したチンパンジーは天敵のヒョウの尿に引き寄せられ、同じくハイエナの子供はライオンに近づき殺されることが確認された-とのこと。
「ヒト」のデータも集まっていて、トキソプラズマに感染している人はより危険な運転をし勝ちで、死亡事故に繋がり易いらしい。
話をチョット変えて、「猫カゼ」の話
近年、この時期になると猫が風邪を引いた症状が見られると言う。
いわゆる「くしゃみ」や「鼻水」症状だが、目やにや口内炎などの症状が出るケースもあるとのこと。 しかも、一度発症すると完治せず、体内にウイルスが潜伏し続けるらしく、「キャリア」の猫がストレスから再発したり慢性化するケースも在り、「質の悪い病気」らしい。 予防法とすると、3種か5種のワクチン接種かストレスの無い環境づくり―だそうだ。
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