イナゴが飛んだ

 陽が射す中、今日も散歩に出た。

早くも田圃には「ひこばえ」が目立ち、「はぜ掛け」して在った田圃では脱穀機が大きな音を出し、何も遠慮なく粉塵を田圃に噴き出していた。

 その畦道を進んだとき、狩り終えた田圃から熟した稲穂が残る田んぼに数匹飛ぶイナゴを見た。  子供の頃、近所の家で食べた「イナゴの佃煮」は美味しかったし、「昆虫食」などと言わずに今でも食べてみたいが、残った義歯では嚙むことが無理だろうなァ・・・

 などと想いながら歩いて行くと、土手の向こう側(河川敷)の(篠や桑の木などの)藪を覆っていた葛(くず)に紫色の花が咲いていた。

 この河川敷では毎年葛に覆われるのだが、覆われる桑の木や篠竹は枯れることも無く、成長しているのだ。

子供の頃、放置畑や雑木林にも葛が生えていた記憶が在るが、雑木林はマキづくりや苗床づくりで下刈りしたし、放置畑でも近所迷惑を気にして耕うん機で雑草除去をしたので、田舎育ちの僕でもクズの成長した姿を見るのは最近のこと。

 その「クズ」だが、古来より隗根から澱粉を取り、葛粉を湯に溶かして「くず湯」にしたり、「くずきり」「葛餅」などの和菓子の材料に使用して来た。

 更に、春先の新芽は天麩羅の材料になったり、根は乾燥させて生薬(葛根)として利用され、花も乾燥させてイソフラボンとして利用したり、二日酔い防止にも使われているそうで、焼酎に漬け込むと「花酒」になると言う。

又、葉を揉んだ汁を傷口に付けると止血効果が在ると言う。

 話しは変わるが、

BSTVを見ていると、「韓国で活躍している日本人女性タレントが、未婚のまま日本で体外受精し男児を出産」したことで、韓国社会が揺れ動いていると言う。

 儒教社会の韓国では大韓産婦人科学会が、ガイドラインで「精子提供手術は、原則的に法律的な婚姻関係にある夫婦のみを対象に実施する」としているため、日本人タレントは住んでいる韓国を出国して日本で受精、出産して韓国で暮らしているのだ。

韓国の女性社会に刺激を与える日本女性・藤田小百合さん。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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