お萩と牡丹餅

 ウナギを食べてしまった。  

この間までは、肉厚の美味しかった昔馴染みのウナギを求めていたのに、

80才を境にアナゴに切り替えた筈が、「鰻丼」が盆に載って来たのだ。

 夕方、4時半を過ぎた頃散歩に出た。

歩道沿いの雑草が気掛かりで、引き抜いて縁石の上に置く。

数日もしない内に枯死してしまうが、片付けなければと思いながら放置してしまういい加減さ・・・ 越辺川を渡る橋の下は、先日の大水で藻などがすっかり無くなった。

キレイになったと喜びたいが、それ等もゴミも、いずれは太平洋に流れ込む。

河川のところどころに網を張り、海辺にゴミが流れぬようしなければならないだろう・・・

などと思いながら歩いていると、流れ出る汗も気にならなかった。

 「お前んち用も作っといたから・・・」

近所の同級生の農家から、春は「牡丹餅」、秋には「おはぎ」をいただいて数十年。

米も粒あんも自家製の作り立てなので、一緒に頂いたナスの「アブラ味噌炒め」を頬張りながら食べた。

 ところで「おはぎ」も「ぼたもち」も同じだろうと言う意見が在るが、風習(文化)なので時代と共に変遷するのかも知れないのだが・・・

理屈的に、餡子の原料の小豆(あずき)は秋に収穫されるので、収穫時に調理すれば「香りが良い」のは当然で、小豆の皮も柔らかいので「皮ごと使用する『粒あん』」になるし、冬を越した翌夏では皮も硬く香りも無くなるので「漉し餡」になる。

 また、使用する「お米」でも、「もち米」を使った「牡丹餅」と「うるち米」で「御萩」と使い分けをする地域が在り、地域差が見られるのだ。

 話は変わるが、

桜島の噴火警戒レベルが「5」に引き上げられた-と言うニュース。

自然災害が多くならなければ良いが・・・







 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

0コメント

  • 1000 / 1000