老化細胞除去ワクチン

 僕が生まれた頃の平均寿命は「50才」程度だったが、今年度の平均寿命は、女性が87.74才男性は81.64才で、厚労省に拠る平均余命年数は「80才の場合9.42年」だと言う。

 「あっちが痛い、こっちが痛い」と病院通いしている友人知人同様、僕も歯科医院通いで、虫歯治療から今では義歯になってしまった。

「ああすれば良かった」では無く、アンチエイジングのために-と運動だの、睡眠、食事、サプリメントに拠る効果を期待し摂取しているのだが、焦点の無い目標なのでモチベーションに欠けるのだ。

 ところが、今日の朝日デジタルニュースに、

「順天堂大学の研究グループが、加齢に伴う病気の原因とされるを体内から取り除くワクチンの開発に成功した」と在った。

未だマウスによる実験段階だが、東京大学医科学研究所を中心の日本医療研究開発機構は、老齢マウスから遺伝子工学的に老化細胞を除去すると、動脈硬化や腎障害などの老年病の発症が有意に遅れ、健康寿命も延伸することを突き止めていたのだが、組織・臓器による老化細胞は多様性を有するため、「多様な老化細胞を除去するための薬剤の開発やその標的の同定にはいたっていません」でした。

 順天堂大学の研究グループは、

高齢や動脈硬化のマウスの血管や内臓脂肪から、それを形成するタンパク質を薬で取り除くと、動脈硬化や糖代謝異常の改善が見られた-

と言う。

その上で、タンパク質を老化細胞を見つける目印の「老化抗原」とし、その抗体を作るための「老化細胞除去ワクチン」を開発、接種すると、抗体がタンパク質にくっつき、白血球などが食べて老化細胞を除去すると言う。

長く生きようとは思わぬが、年齢なりに元気で居たいもんだ。

 



毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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