芋も子を産めば35の月夜かな

 今日の読売に載っていた俳句(川柳?)だ。

来週火曜日(21日)は「十五夜」、芋名月だ。 里芋は沢山の子芋が出来、十五夜に子芋を飾る風習が在る。

産婦人科病院が少なかった昔、35才を過ぎた産後の月見。「子を産めば産後の月夜(3×5夜)・・・」

明々後日は満月が見れるかなあ・・・

 12時過ぎに「山富貴」へ行ったが、広い駐車場に車は数台。

ホールに行くと女将が、「今日も、お客様が見えないんですよ・・・なぜでしょうねぇ・・・」

「台風の影響じゃ、無いんですか・・・」

 やがて、盆が来た。

「今日は、『新蕎麦』だそうです!」

「いただきます!」

先ずは盛られている蕎麦をほぐし、一つまみを口に入れた。

微かに風味が在ったが、「夏しん」なので冷水に通さず「釜揚げ」にして欲しかった・・・

すると、厨房から社長が出て来た。

「如何ですか・・・風味があまり無く、こんなもんしか無いらしいんですよ・・・北海道の蕎麦らしいんですけどね」

アレ?社長!  今(出回る)の蕎麦は北海道か山形などの寒冷地で獲れる「(夏)蕎麦」なんですよ。  関東地方で言う新蕎麦は「常陸秋そば」を代表に、各地に合った在来種は夏場(7~9月)に蒔いて3か月後に収穫。  乾燥機で乾燥させてから製粉されるまで1ヶ月ほど掛るので、秋蕎麦が出回るのは11月中旬以降なのだ。

特に、昼夜の寒暖の差が大きくなると旨さ(甘さ)が増すので、夏蕎麦より秋蕎麦の方が(通常は)美味しいのだが、近年、生産方法が進化して、品種や産地の差が出難くなった。

昔は、北緯36度が「そばライン」と言い、昼夜の寒暖差が出る地域なのだが・・・


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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