東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた都道環状2号線工事のため、築地市場の予定地の利用履歴調査をすべく築地市場を調査した結果が昨年3月に出ていた。
それによれば、現在の築地市場は戦後の進駐軍のドライクリーニング工場の跡地だったことは誰もが知る所であり、故に築地土壌下に有害物質の‟ソルベント”溶剤が大量に廃棄されていることは周知の事実にも拘わらず、小池都知事は
「今は、コンクリートやアスファルトで覆われているため、安全上問題は無い。」
と明言した。
しかし、築地市場は雨露がようやく凌げている状況でネズミなどの害獣対策は不十分であるが、豊洲こそコンクリートで完全遮蔽されており、土壌検査から出た汚染物質も水質汚濁も市場に全く影響が無いことはその専門家が指摘しているところにも拘らず、小池氏の政治パフォーマンスからマスコミ陣を味方に囲い込んでいるのだ。
トランプ大統領に冷静に対応するアメリカや欧州のマスコミや芸能界のように、日本でも大衆に迎合せず、異論を戦わして視聴者へ判断材料を提供することを期待する。
オリ・パラを有終の美にするには築地市場の移転と跡地に輸送路造成が条件なのだ。
日本の優秀な技術力は、既に計画から予定を過ぎているのことさえもカバーするであろうが、リオの二の舞をすべきでは無い。
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