先月28日の参院予算委で、国民民主党の伊藤議員から、「近年の新型コロナウイルスの影響で高齢者の孤独問題が深まっているが、日本でも『孤独担当相』を設置する必要性が在るのではないか」との質問を受けた菅首相は、
「先ず、今ある組織でも孤独問題に対応する組織は在り、どの様な状況に在るかを早急に調べたい」と応じたのだが、伊藤議員が更に「今は、誰が担当なのか?」と問われた菅首相、
「『孤独担当相』は(田村)厚労相です!」
透かさず伊藤議員、「田村さん! 孤独担当だそうですよ・・・」
すると田村厚労相、
「任命頂いたのか、ちょっと解らないのですが・・・確かに厚労省は『孤独』を含め困っている方々に対応する-と言うことです。 孤独問題にもしっかりと取り組んでいきます」
と応じたが、結局のところ菅首相は今月12日、坂本哲志地方創生担当大臣を官邸に呼び、女性の自殺者の増加や孤独問題解決に向けた「孤独担当相」に当てたのだ。
「孤独担当大臣」と言えば世界で唯一、イギリスが2018年に担当相を任命し、国を挙げて「孤立」を社会問題として取り組んでいるが、イギリス以上に高齢化が進む日本。
漸く「国民のために働く内閣」となれるのかー
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