区別or差別

 昼飯は「山富貴」の「挽きぐるみ蕎麦」を頂いた。

久し振りに店に行ったのだが、犬の散歩で腕を骨折した女将は何も言わず、みどり色が映える新蕎麦で「切り」も良かったのでゴミも出ず、嬉しかった。

食後のコーヒータイムを「ほっと」で過ごしていると店主が、

「ところで、お寿司屋さんなどで『松竹梅』と区別されたメニューを見受けますが、あの『松竹梅』は『値段の差』なのでしょうか?」と言う。

「そうねえ・・・確かに『松竹梅』のコースが在りますよネエ・・・値段の違いかと思うんですけど、鰻屋さんの場合、『産地の違い』とか『味の違い』などでは無く、単に『うなぎの量』だったりする場合が在るので調べて見ます・・・」

 で、どうやら「ランク付け」では在るが「上中下」では余りにもストレート過ぎるので、「松竹梅」を使用したらしいのだ。 

但し、寿司屋の場合は使うネタの種類や価格に違いが在るのだが、地域や店ごとによって「違い」の中身が異なる場合がある-のだ。

 さらに、人の心理として、選択肢が3つ在ると真ん中を選ぶ-のだ。

故に商売として「松竹梅の法則(フレーミング効果)」から、真ん中の「竹」を利益率の高いメニューにするのだそうだ。

 封建社会で育った日本人魂は、「区別」は受け入れても「差別」は嫌う-所以だろうか・・・

だが、「区別」は「差別」にも繋がる。

分断された現在のアメリカ社会は、日本にも潜んでいるのかも知れない「経済優先社会」

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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