ひと月くらい前に、久し振りに隣の畑に蕎麦が蒔かれた。
蕎麦の新芽はお吸い物に入れても美味しいし、一面に咲いた白い花は清流の水面のように美しく、凡そ90日もすれば大好きな新蕎麦になるのだが、僕にとっては気掛かりなことが在った。
数年前のことだが、蕎麦を播種する畑は県道沿いに在り、偶々運行安全のための夜間照明灯が在ったため、蕎麦の生産者が(蕎麦の)黒化(育成及び収穫)に影響する-即ち「光害」を理由に県土整備事務所に消灯要請をしたのだ。
突然の消灯に驚き、行政に問い合わせたが要領を得ず担当県土事務所に出向くと、
「申請した人が理解力が無い人だ」とか「維持費が削減され、出来るだけ消灯したい」等の説明で、官僚の一面を体験するに終えたが、町がおろそかにしている歩道側の安全灯の設置を県がすることで納得した経験が在り、今回も照明灯の消灯が気になっていたが昨日から消灯したのだ。
その生産者が蕎麦を蒔いた農地は多数あり、県道沿いの同じ様な条件下の照明灯は赤々と、しかも遮断設備も付けずに輝いているのだ。
隣の畑は凡そ1ha位あり、しかも播種は県道沿いを避け、照明灯には照射遮断設備がされているのだ。 増してや、蕎麦の収穫時期は精々70%黒化程度であり、照明灯の光害による減収などは理論的には在っても現実には無いし、多くの蕎麦生産者は、
「光害などは在ることが前提で、照明灯の近くには播種等しないのが常識」なのだ。
話変わって、このところの雑草刈りを理由に、昼飯を食べに蕎麦屋「山富貴」に行って居なかったため電話が入ったのだ。
「何か、不都合なことでも在ったのでは・・・体調でも悪くされたのでは・・・と思いまして・・・」
まッ、監督は通行人役の一人だろうが(演技に)目を配っているのだ。
通行人役者にしてみれば、一人くらいダラけても良いだろう・・・影響ないだろうと思うのだが・・・
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