喫茶店のできごと

 いつものコーヒー店「ほっと」に行くと、隣に住む店主の孫たちがやって来た。  小学4年生の姉と1年生の妹が2才の子を連れて入って来たので、コンビニで買った苺グミとチョコレートグミを急いで車に取りに行った。   喜んだ顔を見えた。  このところ孫に会えずに居るので、他人の孫でも喜ぶ顔が見れてうれしくなるのだ。

 コーヒーを飲んでいると、スポーツウエア姿の客が入って来た。

「獅子ヶ滝から桂木寺方面に行こうと思ったのですが、残雪で戻って来てしまいました」

「ええ!」 店内に居た僕や店主夫婦は一同に驚いた。

「何処から来られたんですか?」

「若山(毛呂山町内)から鎌北湖に向かい、獅子ヶ滝から滝の入を回って帰るんですが、何より寒くて・・・ 15㎞位在るかと思いますが、その位歩かないと、歩いた気がしないんです・・・

着ているウエアには国旗が在ったので聞くと、「日本代表で、空手の大会に出たんです」とのこと。

前職は自衛隊員で、由利本荘市(秋田県)出身。 今でも米作りになると、故郷に帰る由。

退職後は大宮に在る「損害保険料率算出機構(自賠責保険調査事務所)」に席を置いているとのこと。

 現役時代に損害保険会社に在籍し、秋田市に2年間居たことを思い起こすと共に、飛島生まれで自衛隊出身の菅井芳弘さんを思い出した。

菅井さんは自衛隊時、陸上自衛隊東北方面隊の幹部で、その人柄は身体から滲み出ている方でしたし、今でもお会いしたい方です。 (秋田市御野場にお住まいで、今でもお元気でしょうか?)

自衛隊OBの隊友会の名簿に「菅井芳弘」さんの記載が在った。

秋田県の隊友会会長職にその名前が在った。

 また、由利本荘と言えば酒蔵だ。

秋田産米を使った「天寿」「鳥海山」のメーカー天寿酒造。 「雪の茅舎」の齋彌酒造。

「出羽の冨士」の佐藤酒造。

昔は地酒で、近年全国区になったのだが、秋田の酒は各地に美味い酒が在る。

 コーヒーを飲み終えると、彼の紳士「歩いて来たのですから、歩いて帰ります!」と先に出たが、間も無く店を出ると追い着いた。

「乗って行きませんか?」

車を止めると、助手席に乗ってくれた。

5分もしないうちに若山地区に着いた。  名刺を渡して別れた。


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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