トランプ氏は何だったのか

 任期中なので評価はすべき時では無いが、1期目で破れた現職大統領として名を残すのだ。

アメリカの現職大統領が選挙で負けたのは10例で、過去100年では76年のフォード氏、80年のカーター氏、92年のブッシュ氏と今回のトランプ氏なのだが、フォード氏の場合はウオーターゲート事件を受けて副大統領から昇格して臨んだ選挙であり、(大統領としての)実績の無いままで、ウオーター事件のニクソンに恩赦を与えたことが影響した。

カーター氏はイランアメリカ大使館人質事件が長期化し人気を失った結果だが、退任後も人権外交を続けノーベル平和賞を受賞。 ブッシュ氏は副大統領を2期務めた後大統領になったが、湾岸戦争後の増税で人気を落とし敗戦したのだが、中南米の麻薬取締、ソ連邦との冷戦終結、湾岸戦争等リーダーシップを展開した。

 で、トランプ氏だが、「オバマケアの見直し」にしても不法移民問題にしても成果は「無し」で、外交的にも「破壊」をしたが「大統領令」だ。

「(政治)経験の無さ」から政策も無く、「経済ナショナリズム」のバノン氏に乗って大統領となったがバノンが失格後、墓穴を掘る「アメリカファースト」を強調。 COVID-19に負けた大統領だが、共和党が「トランプの票」に魅力を感じているところが情けない。

 話を変えて、

最近、各自治体が新型コロナウイルス感染者の追跡システムを導入しているが、利用が伸び悩んでいると言う。

朝日新聞に拠れば、現在21都道府県が導入しているが、感染者との接触通知が出来たのは茨城県の60件、岐阜県の6件と広島県の1件だけだそうで、システムの効果や導入の理解が不足している-と言う。

端的に言えば、行政の怠慢だ。

日本の「死亡率の低さ」に胡坐をかいていると足を救われるのだ。 

その時点で、「責任を取る」のでは無く、「対策」をした結果責任を取るべきだろう・・・

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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